芝国際の説明会に行ってきた。校長先生の話が全部「ストーリー」だった話

志望校

こんにちは、ワンオペCTOです。

学校見学がシリーズ、今回は芝国際中学校の説明会に参加してきました。前回の広尾学園小石川の記事を書いたばかりなのですが、実は芝国際の校長先生は今年4月に着任されたばかりで、もともと広尾学園小石川の校長先生だった方なんですよね。そのつながりもあって、わが家としても気になっていた一校でした。結論から言うと、校長先生の話に終始引き込まれてしまって、「この学校、これからさらに伸びるんじゃないか」という気がして帰ってきた、というのが正直な感想です😊

先にお断りを。この記事はあくまで私個人の見解で、聞き間違いや理解違いがあるかもしれません😅 気になった方は、ぜひご自身の目と耳で確かめてみてください。

校長先生の話が、全部「ストーリー」だった

まず一番印象に残ったのが校長先生のお話でした。掲げているのは「オンリーワンを作る」「子供を次のステージに上げる」、そして何より「高い志を育てたい」ということ。高い志があれば、子ども自身が学びを求めるようになり、挑戦や行動ができるようになる。だから特定の分野を伸ばしていける、という流れで、話の一つひとつにちゃんとストーリーがあるんですよね。

そのためには教師の側にも授業力と人間力が必要で、教師自身が学んでアップデートし続ける姿そのものが、生徒にとっての教育になる──という考え方も語られていました。言葉だけ並べると教育理念のテンプレートに聞こえそうですが、実際に聞くと熱量がすごくて、「この方針を本気で具現化していくんだろうな」と感じさせる説得力がありました。

「受験は結果じゃなく、プロセスだ」という言葉

特に刺さったのが、中1の149名全員と面談を行った、という話でした。校長先生自身、生徒の中には芝国際が第一志望ではなかった子もいるかもしれない、と率直に語っていました。併願校として広尾学園や広尾学園小石川、三田国際、開智日本橋といった名前が挙がる帯でもあるので、ここからは完全に私の想像なのですが、他の学校と迷ったうえで入学を決めた生徒も一定数いるのかもしれません。

そういう生徒に対して、それまでの気持ちは大人の投げかけによってリセットさせる、と校長先生は言い切っていました。「受験は結果ではなくプロセスだ。プロセスをきちんとやってきた生徒は、入ってから必ず伸びる」と。そして志の実現によって進路を決め、最終的には志を実現する職業につく。保護者とも連携しながらそこまで見届ける、というお話でした。受験が終わった瞬間にネガティブな気持ちを抱えがちな子に、最初に大人がこう向き合ってくれる学校って、親としては正直ありがたいなと感じました🙂

世界標準の教育、4つの柱

ここからは広報部長の先生からの説明です。芝国際は「世界標準の教育」として4つを掲げていました。対話形式の授業、STEAM教育、データサイエンス・AI教育、そしてアントレプレナーシップ(起業家精神)です。

ただ、これらをいきなりやるわけではなくて、まずは基礎が重要だと強調されていたのが印象的でした。基礎を固めることが、対話形式の授業につながっていく、という順序立てですね。中1は149名で、国際ADが1クラス、本科が3クラスという構成。学校全体としては女子の比率が高めのようでした。ここからは学校の説明ではなく完全に私の推測なのですが、合格者の男女比はある程度バランスを意識されているのかな、という気もしています(あくまで個人の想像です)。

探究・アントレプレナーシップは中学から

「自分で仕事を作る」というアントレプレナーシップの考え方は、わが家のブログのテーマ的にもグッときたポイントでした。課題解決は中学から始めていて、たとえばクラス目標をKJ法を使って生徒自身で決めて発表したり、修学旅行では企業との取り組みから課題解決の発表までを行ったり。いわゆるPBL(課題解決型学習)に近いことを、早い段階からやっている印象です。

高校になると、マーケティングなど企業の課題解決に取り組んだり、起業プランを作成したりするそうです。生徒が「Ring」というビジネスプランのコンテストで3万人の中からセミファイナルに残り、都知事から賞をもらった、というエピソードも紹介されていました。こうした積み重ねが大学受験では総合型選抜につながっていく、という設計で、説明会ではAO入試で慶應SFCに進学した生徒のインタビュー動画も流れていました。点ではなく線でつながっている感じがして、なるほどなと思いました。

英語・STEAM、そしてAI活用の実際

STEAMはいわゆる理系の教育で、バルーンを使って宇宙からおにぎりを撮影するプロジェクトや、CEOSのユースプログラムへの参加(こちらは英語力も必要と思われる)など、聞いているだけでワクワクする取り組みが並んでいました。英語は中学でサマーキャンプ→ニュージーランドでのホームステイ→ターム留学とステップアップしていき、高校では海外大学の授業に参加するところまで進むそうです。本科の中3はほとんどが英検準2級以上、高校ではGTECで1000点(難関大進学の基準とされる水準)を2025年には半数が達成したそうで、本科生のレベルも上がってきている様子でした。

そして個人的に一番反応してしまったのが、ICT・AI活用のところです😅 AIチューターを導入していて、テストの結果から「次に何を学ぶべきか」の学習計画まで作ってくれる仕組みが用意されているようです。普段このブログで「家庭でAIをどう受験に活かすか」をやっている身としては、学校がそれを正面からやっているのを見て、ちょっと先を越された気分でした。自習室は中学が18時まで、高校が20時まで。夏期講習も今年から100講座を用意して力を入れ始めた、とのことでした(開始初年度から相当手厚い)。

質疑から見えた、日常の解像度

最後に個別の質疑で拾えた、生活レベルの細かい話をいくつか。STEAM教育は週1回くらいで、探究型の授業も同じくらいの頻度だそうです。理系比率は今のところ40%くらいで、現状は語学寄りという印象を持ちました。

授業は大型のテレビモニターで教材を映すなどICTを活用(これまでのどの学校よりも授業での活用度が高い印象)していて、板書の時間が削減された分、生徒が考える時間が増えた、という説明が個人的にはよかったです📺 お弁当については、朝に予約しておくと昼に教室まで運ばれてくる仕組みとのことで、ワンオペで毎朝弁当を作る側からすると、地味にありがたい運用だな…と心の中で深くうなずいていました🍱

授業も少し見学できた

今回は実際の授業の様子も見ることができました。ちょうど見たのは中1の英語の授業で、映像と連動させて音声を流していたのが印象的でした。音量もしっかり大きくて非常に聞き取りやすく、これなら教室の後ろの席でもちゃんと届くだろうな、という感じです。

面白かったのが、TVモニターの置き方でした。ちょうど黒板でいう「ど真ん中」の位置に設置されていて、後付けで置きました、という雰囲気がまったくない。最初からモニターありきで教室そのものが設計されている印象でした。質疑で出ていた「板書が減って考える時間が増えた」という話が、実際の教室を見て腑に落ちた気がします。中1の授業でしたが、みなさん真面目に受けていたのも好印象でした。

もう一つ、おそらく国際ADコースと思われる授業もやっていて、DNAか何かの説明をしていました。こちらは少人数だったのが印象的で、あの環境で学べるならかなり恵まれているな、と感じました。ここからは私の妄想に近いのですが、もし入学後に本科から国際ADへコース変更ができる仕組みがあるなら、入口は本科でも、伸びた子が少人数の環境に移れるという意味で、すごく良い選択肢になりそうな気がします。…と、ここまで考えておきながら、肝心のその場で質問しそびれてしまいました😅 もしコース変更の可否をご存じの方がいたら、ぜひ教えていただきたいところです。

あと完全に余談ですが、都心の高層ビルという立地もあって、教室からの眺めが本当に最高でした(屋上のグラウンドからはお台場も見えました!)😊 高い建物の写真を撮るのが好きなうちの息子なら、授業そっちのけで窓の外を撮っていたかもしれません(それは困るのですが)。

わが家としての受け止め

正直に言うと、説明会に行く前は学校についての解像度がまだ低く、名前と立ち位置をなんとなく知っているくらいの状態でした。それが、校長先生の熱量と4本柱の具体性に触れたことで、わが家の中での見え方がかなり変わった気がします。

特にAI・探究・起業家精神という軸は、流行りのキーワードとして消費されがちですが、息子がこれから学生時代を経て社会に出ていくときに必要になる「土台」そのものになりうる──そう考えると、すごく魅力的に映りました。目先の偏差値だけでなく、長い目で見て合うかどうか。その視点で、これからも注目しておきたい志望校の一つになった気がしています。志望帯との兼ね合いはまだ整理しきれていませんが、息子がここで学ぶ姿のイメージが少し膨らんだのは確かです。

みなさんは芝国際、どんな印象をお持ちですか? 説明会に行かれた方の感想も、コメントやX(@WANOPECTO)でぜひ教えてください😊

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