サレジアン国際学園に息子と行ってきた。広尾学園の系譜×PBLが想像以上だった話【説明会】

志望校

こんにちは、ワンオペCTOです。

先日、息子と一緒に北区赤羽台のサレジアン国際学園中学校高等学校の説明会に行ってきました。三田国際や広尾学園と同じ「本科×インターナショナル×MEDICO」構成のPBL校ということで、うちの志望校群との比較材料として前から気になっていた学校です。行ってみたら想像以上に面白い立ち位置の学校だったので、メモを整理してまとめました✍️

先にお断りを。この記事はあくまで私個人の見解で、聞き間違いや理解違いがあるかもしれません😅 気になった方は、ぜひご自身の目と耳で確かめてみてください。

サレジアン国際学園ってどんな学校?

場所は北区赤羽台。世田谷にあるサレジアン国際学園世田谷とは別の学校で、JR赤羽駅から徒歩15分、南北線・埼玉高速鉄道の赤羽岩淵駅からは8分という、埼玉方面からも都心からも通いやすい立地でした。2022年に共学化したばかりの、いま変化の真っ只中にある学校です。

クラス構成は本科クラスとインターナショナルクラス(英語レベルでSG/AGの2グループ)とMEDICO(サイエンス特化系コース)の3本立て。中1は本科・SG・AGが混ざる「ハイブリッド学級」で、1クラスにAG10人・SG10人・本科10人という編成だそうです。帰国生が約40%、教員の半数が外国人教員(IT=International Teachers)またはバイリンガルとのことで、廊下ですれ違う空気からして「国際校」でした🌏

校長先生の経歴に驚いた

個人的に一番「おっ」となったのがここです。校長先生は、かつて広尾学園で医進・サイエンスコースを立ち上げた経験をお持ちの方だそうです(そして開智日本橋にも在籍経験あり)。うちのチャレンジ校が広尾学園なので、その教育の設計思想がここにも流れていると考えると、勝手に親近感が湧いてしまいました😅

お話の内容も「合格実績ではなく、未来のための教育を提供したい」「生徒が社会に出る2036年頃は、人類以外の知性=AI?と共存する、経験したことのない時代。そこで自分の頭で未知の問題に立ち向かえる人を育てたい」という筋の通ったもので、ITの端くれにいる身としては頷きっぱなしでした。実績を語る説明会は多いですが、10年後の時代認識から逆算して語る説明会は珍しい気がします。

来年に向けた「3つの具体化」

説明会では、来年に向けて3つの大きな動きがあると紹介されました。①2027年完成予定の新校舎(既存比約1.4倍、最新ラボやカフェを備える)、②AGコースでのWACE(西オーストラリア州の高校卒業資格)によるダブルディプロマ、③研究者志向・理系向けの新プログラム「MEDICO」です。

MEDICOは研究者志向の子向けに、中2から専門的な取り出し授業が受けられるコースだそうです。広尾学園の医進サイエンスを思わせる設計で、校長先生の経歴と繋がって腑に落ちました。正直、説明を聞いた時点では「そういう選択肢もあるんだな」という距離感だったのですが、この印象は帰宅後にパンフレットに細かく目を通したところ少し変わることになります(後述します)。なお入学後にMEDICOへの変更はできないそうなので、研究者志向が明確なご家庭は出願時に検討しておくと良さそうです。

PBLの中身が、会社の若手研修みたいだった話

全教科でPBL型授業を実施していて、流れは「トリガークエスチョン(解がひとつでない問い)→ 個人ブレスト → グループブレスト → 意見の選択 → 代表者プレゼン → ルーブリック評価」。中間試験を行わず、授業内の思考力を評価するスタイルだそうです。

驚いたのは、思考の道具としてMECEやピラミッドストラクチャ、SWOT分析といったフレームワークを中学生が使うという話。正直、うちの会社の若手研修より早いのでは…と思ってしまいました😂 論理的な説得力のある意見が代表に選ばれる仕組みなので、「声が大きい人が勝つ」のではなく「筋が通った人が選ばれる」訓練になっている気がします。教務部長の先生からは、生徒が論文を書きポスター発表やプレゼンを行うこと、国際的なコンテストで金賞を取った生徒がいることも紹介されました。

本科クラスの「研究」の積み上げ方

本科は中1で「プレゼミ」が週3時間。研究の基礎(問いの立て方、論文の書き方、サイエンスリテラシー)を学び、中2からは8つのゼミナール(数楽研究室、プログラミングゼミ、ネオバイオ、TEC=技術×エネルギー×宇宙、など)のいずれかに所属して週3時間の個人研究、高1〜高2も週2時間続きます。中学の週3時間をまるごと探究に使う設計は、なかなか思い切っているなと感じました。

英語は本科でも週8時間。ICTは中学がキーボード付きiPad、高校からPCという運用だそうです。進路は理系が半分くらいとのことで、「国際校=文系」というイメージは当てはまらなさそうでした。

お昼事情と、部活のチェック条件

うちの学校選びでまず見るのは「お弁当込みで、お昼が学校で完結できるか」です。ここはお弁当の注文が可能で軽食も購入でき、さらに2027年の新校舎にはカフェができるとのことなので、しっかりクリア✨

部活のチェック条件は「筋力系の部活が(できれば)ある」「写真部が(あるとよいなあ)」という優先度低めの2つ。息子はNetflixの「フィジカル100」を見て以来、筋力系の活動にちょっと興味がある様子です💪 クラブ一覧を見る限り筋力系や写真系のクラブは見当たらなかったのですが、最近「あるといい」と言い出しているサッカーについて在校生に質問してみたところ、サッカーはあるとのこと。さらに、部活は5名以上メンバーを集めて校長先生の承認が得られれば新しく作れることも教えてもらいました。「なければ自分たちで作る」が制度として開かれているのは、この学校の思想らしくて良いなと思いました😊

部活は週2〜3回とのことで、学校外の活動と両立したい家庭にはむしろ好都合かもしれません。うちは冬メインでフリースキーに取り組んでいて、夏はたまにオフトレ施設に行く程度なので、この頻度なら無理なく両立できそうです。自習室は17:45までなので、放課後の学習をどう設計するかは家庭ごとの計画次第かなと思いました。

建築好きの息子と、意外な接点

うちの息子は高層ビルの写真を撮るのが趣味で、スマホのGoogleマップでいろんな都市の高層ビルを眺めるのもしょっちゅうやっています。最近は将来の選択肢として、建築にうっすら興味が出てきています。そんな中、パンフレットのMEDICO在校生メッセージに「建造物や街並みを観察したり、PC上で再現したりすることが好きなので、建築学に関心があります」という中1生が載っていて、思わず二度見しました。普段やっていることが、うちの子とほぼ同じなんです。

説明会で聞いた時点では「MEDICOはうちには縁がなさそう」と思っていたのですが、このメッセージを読んで見方が変わりました。数学×理科の横断や、構造物の設計を関数で可視化するような授業内容も含めて、案外うちの子に合う選択肢なのかもしれません。

【息子の反応をここに1〜2文:会場で/帰り道での一言など】

親として気になった点も正直に

良いところばかり書くのもフェアではないので、わが家目線で気になった点も。今の中1は174名(男子64名・女子110名)と女子が多めの構成で、男子親としては学校生活の様子をもう少し見てみたいところです。共学化は2022年なので、共学1期生がいま高2。大学進学実績が本格的に見えてくるのはこれからで、「実績で選ぶ」というより「教育の設計で選ぶ」学校だと思いました。

このあたりは学校の良し悪しというより、わが家が何を優先するかの問題です。新校舎が完成した姿や在校生の雰囲気も含めて、文化祭(10月の学園祭)でもう一度確かめたいと思っています🏫

まとめ:広尾学園群と同じ思想を、より近い偏差値帯で

まとめると、サレジアン国際学園は「広尾学園・三田国際と同系統のPBL×国際教育を、新しいフェーズで立ち上げている学校」という印象でした。新校舎・WACE・MEDICOと、これから形になるものが多いぶん、入学する子は「完成品を買う」のではなく「立ち上げに参加する」感覚に近いのかもしれません。エンジニア的には、スタートアップのアーリーフェーズに入る面白さと重なって見えました😊

同じようにPBL校を検討中のご家庭の参考になれば嬉しいです。説明会に参加された方の感想や、「ここも見ておいた方がいいよ」という情報があれば、ぜひコメントやXで教えてください。それでは、また!

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